【柚木麻子】あまからカルテット

中学時代からの仲良し4人組。

大人になり、それぞれ過ごす環境は変わっても、その関係に変わりはありません。

今回は『ランチのアッコちゃん 』でおなじみ柚木麻子さんの『あまからカルテット 』を紹介します。

 

『あまからカルテット(恋する稲荷寿司)』のあらすじ 

自宅のピアノ教室でピアノを教えている咲子は、仕事がら男性との出会いが多くありません。

そんな咲子でしたが、ある日、生徒のお母さんたちに誘われてきた花火大会で、隣りのシートに座っていた1人の男性と出会います。

その男性が、咲子に差し出したのはお稲荷さん。

隣りで騒がしくしたお詫びに…と差し出されたお稲荷さんは、今まで食べた中でも1番の味でした。

話をするうちに、男性のいなり寿司は『お店の人気メニュー』だということがわかります。

しかし、そのお店がどこにあるのか聞こうとした矢先、男性と一緒にいたサッチモ先輩が倒れてしまったのです。

バタバタとする中、その場を立ち去った咲子。

結局その男性の名前も、お店がどこにあるのかもわからずじまい。

唯一の手掛かりは、男性からもらったお稲荷さんだけでした。

 

このお稲荷さんを手掛かりに咲子の中学時代からの親友、薫子・満里子・由香子が動きます。

男性月刊誌の編集者をしている薫子はグルメページに連載を持つバキさんとともに、同じ味を求めていなり寿司を食べ歩き。

化粧品メーカーに勤めている満里子は合コンで知り合った高須から、サッチモ先輩のあだ名『サッチモ』は有名なジャズトランぺッターのあだ名からきているのではないかと聞かされます。

そして、主婦で料理ブログをしている由香子は、咲子からもらったお稲荷さんのあの味を再現しようと、お稲荷さんの研究に没頭します。

咲子からの情報を頼りに、3人は例の男性を探し出すことはできるのでしょうか。 

 

あらすじで紹介した、お稲荷さんの君を探す『恋する稲荷寿司』をはじめ、『はにかむ甘食』、『胸さわぎのハイボール』、『てんてこ舞いにラー油』、『おせちでカルテット』の5つの短編がつまった『あまからカルテット 』。

読みやすくテンポのよい話に、気がつくと夢中になっていました。

あまからカルテット (文春文庫)

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